ボーカロイドソフトの「
初音ミク」を使って作詞作曲したオリジナルの
卒業ソング「桜ノ雨」が動画サイトに投稿され、大きな反響を呼び、大ヒットに。
そして「卒業式で歌いたい」という希望に答える形で、とうとうCDとして発売が決定しました!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081213-00000005-maiall-ent
ネットの世界での人気、というと何だか怪しいものとして捉えられがちですが、
それが大きくなれば「消費者が本当に望むもの」ですからね〜。
多くの人が聞きたい・歌いたい、と思う歌が商品化されるのって、素晴らしいことだと思う。
そして、これが多くの人の心に届いた歌「桜ノ雨」です。
桜ノ雨初音ミク、というのは人気声優の藤田咲さんが16歳の「バーチャルアイドル歌手」という
設定で演じた声で、その声を使ってメロディーと歌詞を入力して自分で作詞作曲できる
ソフトなんですが、この「初音ミク」というキャラクターそのものも大人気です。
初音ミクのフィギュアや漫画、ゲームソフトまで登場しました。
そんな中、今年の2月にインディーズバンド「absorb(アブソーブ)」の森晴義さんが、
初音ミクを「卒業を間近に控えた女子学生」に見立て、自分の学生時代の思い出などを
織り交ぜながら、メンバーの笹原翔太さん・中村博さんと作り上げた曲が投稿されました。
それが「桜ノ雨」です。
「桜ノ雨」は、再会を誓い合う歌詞をミクが切なく歌い上げる曲で、
卒業シーズンを迎えていたことも手伝ってネットユーザーの心を掴みに掴みました。
動画サイトで大人気となって、多くのユーザーによって派生版の動画が制作され、
視聴者数も数十万に上る大ヒットに。
その人気はとどまるところを知らず、とうとう「桜ノ雨」のファン約20人が
合唱プロジェクトを進行する特設サイト「桜ノ雨学園」を開設するまでに。
5月には、ユーザーが曲を歌った音声データを合成し、ネット上で公開する
「バーチャル合唱」を実施、8月には全国から約100人のユーザーが東京に集まって、
「リアル合唱」も開かれるなど、人気は続きます。
その盛り上がりに日本クラウンが目を付け、「桜ノ雨」での
「アブソーブ」のメジャーデビューが決定するに至りました。
ネットでの人気が現実の世界を動かしたんですね〜。
いや、ネットって言っても架空世界じゃなく、ちゃんとそれを作った人たちが
居るわけですが、「お楽しみ」の部分が、1つのバンドの未来を決めるまでになったのがすごい。
また、それは多くの人たちの望みでもありますからね。
誰かに押し付けられたわけでもなく、誰かが作った流行でもなく、
自分たちが本当に心から好きだったり、歌いたい曲がこの世に出るわけです。
今まででは考えられないことが、起こるようになったんだな〜と感じました。
「卒業式で歌いたかった」という声が多く寄せられたこともあって、
卒業式で歌うための練習期間をちゃんと作れるように、11月の販売になったようです。
すでに、全国の中学校や高校、約40校から文化祭や
卒業式での合唱の依頼が集まっているそうです。
CDには、初音ミクが歌う「アブソーブfeat初音ミク」バージョンや「アブソーブ」の
オリジナルバージョンが収録されているほか、合唱伴奏用のピアノバージョンと
楽譜も収録されています。
吹奏楽版の楽譜も配信され、「バーチャル合奏」の参加者も募集されていて、
卒業ソングの新たな「定番」になりそうな勢いみたいです。
有名とか無名とか、大きな事務所からとか、そういうのがまるで関係なく、
人に支持されたものが、世の中に出てきやすくなったんだな〜と思います。
そういうものは、これからもドンドン増えてくるでしょうね。