石川県の伝統工芸「九谷焼」の窯元「青郊」と、朝日電機機械製作所が、
九谷焼五彩で装飾したUSBメモリー「
いしかわメモリー」を開発しました。
この伝統工芸の技と現代機器を融合させたUSBメモリーが人気となっているそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081210-00000000-hsk_kz-l17
九谷焼の「
いしかわメモリー」は、「持ち歩く九谷焼」「大切な思い出をしまう陶箱」、
というテーマで10月から販売されているそうです。
どうして、この異種業界、というか正反対の「伝統工芸」と「PC周辺機」が
融合したのかというと、伝統工芸の新たな可能性を探るという主旨で開催された
北陸先端科学技術大学院大学の講座「伝統工芸イノベーター要請ユニット事業」が
きっかけなんだそうです。
ここで知り合った「青郊」の北野啓太さんと、「朝日電機製作所」の砂崎友宏さんが
「ジャパン・クタニ」の魅力を全国に発信しようと企画したのが、始まり。
「いしかわメモリー」の試作品を東京でテスト販売してみると、
展示品はすぐに完売し、引き合いが相次いだため本格的な販売が決定。
現在は東京などの大都市のみで販売されてますが、
今後は全国展開も予定されているようです。
「いしかわメモリー」は、桜やヤマガラなどの鳥を九谷五彩で描かれた、
九谷焼の柄「紺地桜」・「吉田屋風葵」・「金襴手鳳凰紋」・「山雀」・「青地唐草」の
5種類があり、1G・2 G・4 G・8GBに対応してます。
追加料金で名前や会社名を入れることもできるそうで、ギフトにも向いてます。
ちなみにお値段は1万円からになります。
今までに、伝統工芸の技を使ったUSBメモリーとしては、漆USBメモリーがあります。

左が富士山の模様が入っているもの、真ん中が漆の無地です。 右端は木製のメモリー。
漆のメモリーも、だいたいお値段も同じような感じですが、やっぱりプラスチックのように
大量生産しているものではなく、ひとつひとつ丁寧に手作業で作ってるそうです。
伝統工芸の技を駆使しているからか、人の手作業のなせる技なのか、
ものすごく手に馴染みそうで、使えば使うほど味が出そうなものです。
・・・これ、ギフトでもらったら喜ぶだろうなぁ。
記事になっている、九谷焼のUSBメモリーもそうですが、
やっぱり「本物」なだけあるなぁ〜と思います。
時々、海外の「ジャパン好き」な人たちに向けた、キーボードなんかを
見かけますが、繊細さや美しさなどが段違いで違います。
・・・そもそも、比べること自体が失礼ですね。
開発に関わった窯元の「青郊」さんは、今後の展望について
「絵柄の種類を増やし、さらに精度の高いデザインに挑戦し、USB以外のアイテムも開発したい。
伝統工芸は多くの可能性があり衰退するには惜しい文化。後世に残すため、
従来にない視点で生活に密接したアイテムを開発し、その技術を世界に発信して
活路を見出したい。夢だった工業製品に九谷焼の技術を応用できたことに満足」
と、他のアイテム開発にもやる気を見せていらっしゃるようで、
それこそキーボードなんかも作っていただけると嬉しいですね。
マウスなんかにも需要があると思いますよ。
「いしかわメモリー」を作るときに、ポップな柄にせずに、あえて九谷焼の伝統柄に
こだわったそうですが、そのこだわった伝統柄と工業品の組み合わせは、
なんと美しいことでしょう。
ハイテク関係の商品も、繊細で美しい伝統工芸の技も、どちらも日本が
世界に誇る素晴らしい技術です。
その両方を一度に手に出来るなんて、すごく幸せなことだと思いました。
全国展開も考えていらっしゃるとのことで、そのときには百貨店だけじゃなく、
ネット販売での展開も考えていただけると嬉しいなぁ。